六波羅蜜寺「皇服茶」2020、稲穂の無料授与あり!。

2019年1月6日

六波羅蜜寺のお正月の三が日の名物と言えば、皇服茶です。皇服茶は、1年間の無病息災を願って飲みます。

京都の古くからの風習で、三が日に飲まれているお茶です。「大福茶」や「大服茶」とも書かれる事があります。

今回は、そんな六波羅蜜寺の皇服茶を、紹介します。

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六波羅蜜寺「皇服茶」

「皇服茶」【日にち・時間】

六波羅蜜寺の「皇服茶」の日にちや時間です。

期間:三が日。
時間:9時から16時30分。
料金:300円(皇服茶)。
場所:六波羅蜜寺。

三日間、稲穂の無料授与がありますが、各日先着3,000名までとなっているので、ご注意下さい。

「皇服茶」の見どころ

六波羅蜜寺では、三が日に1杯300円で、お茶を飲む事が出来ます。この時振舞われるお茶が、「皇服茶」です。

「皇服茶」が振舞われる六波羅蜜寺の三が日の見どころは、大きく分けて2つのポイントがあります。

1.皇服茶の接待。
2.稲穂の無料授与。

皇服茶は、小梅と結び昆布を入れたお茶の事です。皇服茶と書いて、「おうぶくちゃ」と読みます。

空也上人が村上天皇の病気退散を祈願して、お茶を奉りました。そのお茶で、村上天皇の病気が治ります。

村上天皇が服したお茶なので「皇服茶」と呼ばれるようになりました。この事が庶民にも伝わり「大福茶」や「大服茶」として、親しまれるようになりました。

この皇服茶を、六波羅蜜寺で飲む事が出来ます。お茶と共に厄難除けのお札も、一緒に授与されます。

また「皇服茶」の入っている梅干しの種を財布に入れておくと、金運が上がるとそうです。金運を上げたい方は、梅干しの種を捨てずに、財布にひっそりと忍ばせておきましょう。

六波羅蜜寺の三が日には、「福徳自在初稲穂」の無料授与も行われます。頂いた稲穂は、様々な縁起物の飾りを付けて、ご利益を祈願するのに使います。

十日戎の福笹のようなものですね。稲穂は無料ですが、飾りは有料となります。

個人的には、良く考えられたシステムだと思っています。稲穂の見栄えを良くするには、そこそこ飾らなければいけない所が、商売が上手いなと感心していつも見ています。

話は変わるのですが、皇服茶に使用されている梅なのですが、北野天満宮で師走に授与されています。北野天満宮の「大福梅」です。

ご自宅で皇服茶を味わいたい方は、北野天満宮で「大福梅」を購入して、作ってみてはいかがでしょうか。

北野天満宮の大福梅については、こちらを参考にして下さい。
⇒ 北野天満宮「大福梅の授与」

六波羅蜜寺について

六波羅蜜寺の概要

六波羅蜜寺は、空也が建てたお寺です。京都市東山区にあります。

創建は、天暦5年(951)です。市内に流行した悪疫退散を、空也が鎮めた事に始まります。

この時に、空也は自ら十一面観音像を刻みました。そして、市中を曳き廻ります。

病人に茶を授け、歓喜踊躍して病魔を鎮めました。この時のお茶が皇服茶、踊躍が六斎念仏です。

六波羅蜜寺の六斎念仏については、こちらに書いています。
⇒ 六波羅蜜寺「かくれ念仏」

六波羅蜜寺の拝観料金と拝観時間

六波羅蜜寺は、境内は無料です。宝物館は、拝観料金が必要になります。

宝物館の拝観料金:大人600円、学生500円、子供400円。

拝観時間は、8時30分から17時です。

六波羅蜜寺へのアクセス

六波羅蜜寺へのアクセス方法。

最寄停留所から徒歩10分。

最寄停留所:「清水道」。

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